はじめまして! タイトルの通り、株式会社セールスフォース・ジャパンとデロイト トーマツ コンサルティング合同会社が共同で行うDX人材育成プログラム「Pathfinder」(パスファインダー)に参加し、その賛同パートナーであるADX Consultingにこの秋入社しました山田と申します。
私は前職ではwebの制作や広告を扱っていたので、ITが未経験ではないのですが、仕事でSalesforceを扱うのは初めてです。 実際にPathfinderに参加するまで、Salesforceは「聞いたことある」程度の知識しかありませんでした。
半年間の勉強を経て、Salesforceの導入支援コンサルであるADXに入社したので、Salesforce未経験の人が入社してどんな仕事をやっているの? ADX Consultingってどんな会社?など、新人目線でブログをつづっていきたいと思います!
さて、第1回目はSalesforceに出合うきっかけとなったPathfinderの内容からお伝えしていきます!
Salesforce Pathfinderプログラムとは?
「Pathfinder」は、2018年に米国においてDeloitte社とSalesforce社が共同でスタートしたDX人材育成プログラムです。本プログラムは、第4次産業革命でのキャリアに必要となる技術とビジネススキルの習得機会を提供し、参加者がSalesforceエコシステムでのキャリアを実現するための就業機会を提供する労働力開発イニシアチブです。カリキュラムは米国でのノウハウを日本向けにカスタマイズしており、CRMやSalesforceの知見を短期間で習得できるよう構成されています。
※公式サイトより引用
https://www.salesforce.com/jp/company/careers/pathfinders/
第4次産業革命?エコシステム?CRM?聞きなれない単語が色々出てきますね。Salesforce独自の略語や言い回しについてはまた別の記事で書きたいと思います。
この中にあるCRMとは、Customer Relationship Management(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)、「顧客関係管理」の略で、Salesforceはこの顧客管理(CRM)のプラットフォームです。PathfinderはDX人材育成を目的としているので、参加者は無償でこの「CRMのビジネススキル」、「Salesforceの基礎スキル」が学べるプログラムなんです!(試験費用除く)
なお、第2期受講生だったメンバーの記事はこちらをご覧ください。
第3期のスケジュール
第3期は2023年2月からPhase1が始まり、就職支援のPhase3が終了したのが8月末までと、約半年間のプログラムでした。
- Phase1 講義、認定アドミニストレーター試験の受験
- Phase2 総合演習
- Phase3 就職活動のサポート
ちなみに、プログラム参加の前にお試し課題がありました!これが私の初Trailhead体験です。
Phase1:講義、アドミン試験
1週間に1回、Salesforceのエンジニアの方による講義があり、講義の後は各自Trailhead(Salesforceの自主学習ツール)を使用してTrailmixを決められた期日までに終わらせる、というのを7週間に渡って行いました。
最初は用語もわからないし、Trailhead独特の日本語にも慣れず「一体なんの話をしているんだい?」状態でしたが、3週目くらいでようやく点と点がつながっていく感じがありました。
自分でコツコツTrailheadを進めていくのですが、つまずいた場合は学活(30人くらいのグループに振り分けられて行うクラス活動)で質問したり、運営の方にチャットで質問を投げることが可能です。
私は学活になるべく参加するようにして、同じ悩みを持つ受講生やクラス担任の方に不明点を聞いて学習を進めていきました。週1回、講義とは別の時間で他の受講生とのつながりが持てるのは心強かったですね。
Phase1の仕上げには、「Salesforce認定アドミニストレーター」資格を取る必要があり、合格すると次のステップPhase2へ進めます。
Phase2:総合演習
架空の企業が抱える問題から課題を見つけSalesforceを使って解決する、という実務形式の総合演習を行いました。要件定義・設計・開発・テスト・デモを使用したプレゼンまでを1人で行います。Phase1と同様、ここでも週に1度講義があり、ドキュメントの作成方法から要件定義や設計とはなんぞやというところまで詳しくレクチャーいただきました。課題抽出や要件定義に時間がかかり気持ち的に置いて行かれそうになりましたが、どんどん進めたほうがいい!という運営の方からのアドバイスもあり、なんとか設計やSalesforceの設定も自力で行い発表までこぎつけることができました。
発表は、お客さんに課題とそれを解決するための方法を画面共有でデモを見せながら話す、という形で運営の方にプレゼンしました。本当に顧客に説明するときのよう(しかも途中で助けてくれる同僚は隣にいない状態)で、ド緊張しましたが、フィードバックもいただき、非常に良い経験になりました。
そんなこんなで、発表を終えいよいよ最後の就職活動に進みます。
Phase3:就職活動のサポート
Pathfinderはスキル獲得だけでなく、就業サポートまでがプログラムに含まれています。私はまさにこのPhase3の就業サポートを使って転職活動を行いました。希望者はキャリアコンサルタントとの面談が2回、またメールでの質問等も行えて、自分のキャリアの棚卸しをすることができるんです。至れり尽くせり。キャリアコンサルタントの方には、企業へ提出するPR文や、履歴書・職務経歴書などもアドバイスをもらえます。「こんなところは強みですよ!」と言ってもらえて、Salesforce未経験で転職なんて大丈夫かなと思っていたので、なんだか嬉しかったです。大人になると人から褒められること少ないですしね。そして8月の賛同パートナーとのミートアップを挟んで、企業への応募や面接でのポイントなどもきめ細かくフィードバックをしてくださいました。
認定アドミン取得について
Phase2への参加条件となっていた認定アドミニストレーター試験。Phase1の講義が一通り終わってから約2か月の間に合格しないと次へ進めないというプレッシャーのかかるものでした。ただ、一度不合格でも期間内に合格すればOKだったので、そんなに気負わなくても大丈夫でしたよ!
アドミン試験の勉強方法、試験について
勉強はTrailheadを確認する、今までの講義の資料や動画を何度も見返す、ポイントスタディ(唯一アーカイブ配信なしの当日のみの講義)の内容メモを見直す、などなど。中でも講義の資料はパスファインダー受講生向けのハンドブックがPDFで配布されていて、ダウンロードして書き込みができるようになっていたのでしっかり活用しました!
試験はオンライン受験と会場受験が選べますが、試験内容以外のこと(設定ややこしそう等)に頭を使いたくなかったので会場受験を選びました。
ただ、今後はパートナー向けのAP試験を受験する可能性もあり、AP試験はオンラインだけなので、今から不安であります。。
アドミン試験は無事1回目で合格し、Phase2が始まるまでまだ時間があったのでSalesforce認定アプリケーションビルダーや、基礎的なIT知識のおさらいも兼ねてITパスポートを受けたりしていました。(こちら2つも無事合格。)
転職活動
Pathfinderプログラムの集大成!ミートアップに参戦
2023年8月上旬にはPhase3のイベント、賛同パートナー企業とのミートアップが開催され、私も参加しました!ここでADXのブースを訪問したのが出合いのきっかけです。
ただ、ADXのブースは第2期の権守さんたちの体験記が公開されて受講生の中でも注目度が非常に高く、時間中ずっと混んでいて最後の10分くらいに後ろのほうで話聞く・・みたいな状態でした。(まったくその場で自己アピールはできず。)そこからめげずに応募して、結果ジョインすることができてよかったです(笑)。
ADXに魅力を感じた点
やっぱりPathfinderの卒業生の方が、未経験から活躍している点はとても親近感が湧きましたし、自分もそうなりたいなぁ~!と感じていました。Salesforceを扱うCRM事業部はまだできて2年という若いチームで、これから成長していくところに貢献したいという思いと、フルリモートやワーケーションなど自分の時間も大切にしながら働けるところに魅力を感じました。
実際入社してみて、まだ全員のメンバーと直接関わってはいないのですが、事業部の定期的にあるMTGなどを通じて感じることは、皆さん非常に勉強熱心で、新しいことにチャレンジしていく社風だなと思います。
まとめ
ここまで長々と書いてしまいましたが、とにかくSalesforceのPathfinderプログラムを通して私が痛感したことは、「自分の運命を変えられるのは勉強だけ!!!!!」ということです。
新しいSalesforceという知識を得たのも、ジョブチェンジができたのも、学び続ける姿勢だと思うんですよね。(新人でまだ仕事で必要な知識は全く足りておりませんが・・・)学生時代にぼんやりしていた自分に言ってやりたい。
でも、何事も始めるのに遅いことはない!今日が人生で一番若い!
というわけで、これからさらなる勉強や、仕事での経験を通じて成長していけたらなと思っております。
では、また次回お目にかかりましょう~。