Pathfinderとは?今注目のリスキリングプログラムについて解説!

Salesforceがリスキリングプログラムを行なっていたのはご存知でしょうか?リスキリングとは技術の再習得のことです。今回はSalesforceが行なっているリスキリングプログラム、「Pathfinder」*についてご紹介します。
PathfinderはDX人材を育成する無料プログラムです。Salesforce主催のこのプログラムは多くのDX人材を生み、すでに卒業生の方々がそれぞれの分野で活躍されています。弊社でもここで勉強した方の中から数名が現在活躍しています。今回はこのプログラムがどのようなものか、卒業メンバーが弊社でどのように活躍しているかを解説いたします。

Pathfinderとは

PathfinderはSalesforceが主催するDX人材育成プログラムです。日本では2020年からの開催となりましたが、2018年に米国でSalesforceとDeloitteが共同でスタートしたことがはじまりです。日本で提供されるプログラムは日本向けにカスタマイズされたもので、CRM(顧客関係管理)やSalesforceについて短期間で習得できるよう設計されています。ここでは今後のキャリアに必要とされる技術やビジネススキルの習得機会を提供しています。学ぶ場をオンラインで提供するだけでなく、Salesforceエコシステムでの就業機会が提供されていることも大きなポイントとなっています。学んで終わりでなく、その後の就業イメージもリアルに持つことができる実践的なプログラムです。

*Pathfinder(パスファインダー)

日本でのはじめの募集は100人

Salesforceを日頃業務で使用している人の間ではよく聞く「Pathfinder」ですが、「人材育成プログラム」として提供を開始したのは2021年です。2020年10月にトライアルとして3ヶ月の実習トレーニングを実行し、その後の一般への募集がはじまりましたが、当初の募集人数は100人でした。募集時要項を見ると「ビジネス/マネジメントスキルを全20週で集中的に学習する」「オンライン学習が中心」「対象者は、就職活動中・転職・再就職を検討中の人、IT未経験からキャリアチェンジを目指す人、CRMやクラウドといった新たな技術やスキルを習得したい人」とあり、2020年にはまだ「リスキリング」がうたわれていないこと、募集人数が少ないことがわかります。第一期生がどれくらい活躍しているかはSalesforce周辺のX投稿をチェックしてください。

Salesforceスキル含む人材育成プログラム「Pathfinder」を国内提供、就労先も支援─セールスフォースとデロイト | IT Leaders

翌年の募集は10倍規模に拡大

Salesforceの人材育成プログラムは翌年2022年には規模が10倍に拡大しました。

セールスフォース・ジャパンとデロイト トーマツ DX人材育成プログラム「Pathfinder」の募集規模を10倍の1000名に拡大し、本日申込開始 | セールスフォース・ジャパン

「Pathfinder」一期生は100人規模でスタートしましたが、翌年は募集人数が1,000人、10倍の規模に拡大します。ビジネススキルのトレーニングが効果的で、Salesforce資格取得者が多数輩出したこと、Pathfinder修了者参加のイベントで受講者の就職が決定したことも大きな話題となりました。女性の大きなライフイベントである出産・育児後のキャリアにも大きな道が開きました。コロナ流行による「ステイホーム」推奨の影響もあり、地方からの「リモート就職」の機会も大きく注目された時期です。
2021年9月に公表されたIDCデータは、2026年までに全世界で930万人の新規雇用を「Salesforceエコノミー」は創出すると予想しています。Salesforceがパートナーエコシステムの成長を推進しており、成長を続ける企業も多数存在します。

新しい調査によると、Salesforce Economy は 2026 年までに 930 万人の雇用と 1 兆 6,000 億ドルの新規事業収益を創出する見込み – Salesforce

プログラムの内容

「Pathfinder」はどのようなプログラムで構成されているのでしょうか。プログラムの大きな目的は人材育成です。今後のキャリアのために「必要な技術およびビジネススキルを身につける」ことが目標となっています。
Salesforce内に「Pathfinder」ページがあり詳細はそちらで確認できます。ここでは概要をご紹介いたします。
Pathfinder | セールスフォース・ジャパン (salesforce.com)
Salesforce Pathfinder

Salesforceは、企業が顧客との関係を効率的に管理しビジネス展開を可能にするCRM(顧客関係管理)プラットフォームを持ちます。SalesforceのCRMは世界中の企業で使用されており、信頼性、情報源を提供。良好な関係を顧客と築きビジネスを成功に導くツールとして高い評価を得ています。
「Pathfinder」では、「CRMのビジネススキル」とSalesforceの基礎スキルが学べます。それ以外にも、Salesforce資格試験獲得プログラム、将来のキャリアへのサポートの提供が受けられます。プログラムの目的として「市場価値の高いDX人材を市場に輩出」をうたっており、学習だけでなく実践も多い。スキル開発、キャリア開発を一貫して支援するところもこのリスキリングプログラムの大きな特長です。
Salesforce Pathfinder
「Pathfinder」のロゴですが、「A」の文字が木になっていてとても素敵です。勉強することで自分の中の何かがぐんぐん育っていくような気持ちになります。木が針葉樹というのもどんな厳しい環境にも負けないイメージがあっていいですね。

勉強に要する時間

「Pathfinder」サイトを見てみましょう。

プログラム全体の期間は約5ヶ月。
週7-8時間、2ヶ月のオンライントレーニング、1ヶ月の試験対策、2ヶ月の実務型総合演習を無償提供。

上記のように時間設定されていますが、もちろん個人差はあります。他システムに精通している、他社CRMに詳しい、という方はいいペースで進めていけることでしょう。全くの別業界から挑戦する場合、設定された時間より多くかかることを意識したほうがいいでしょう。くじけないで勉強し続ける強い気持ちが必要です。
また、期間中に認定アドミニストレータ受験費用が一回通常20,000円(税抜)のところを10,000円(税抜き)になります。

*金額は2024.2月現在です。受験資格のある方はその都度Salesforceサイトで金額をご確認ください。

ADXで活躍するスタッフ

弊社ではpathfinder出身スタッフが複数在籍しています。実際の記事がございますのでそちらをぜひご覧ください。



特に反響が大きかったのは「Salesforce未経験だった私がPathfinderプログラムを経てSalesforce導入コンサルのADX Consultingにジョイン!」の記事です。記事執筆者は、2023年2月にpathfinder受講開始、8月卒業、11月弊社入社。Salesforceのpathfinder担当者も大喜びのスピード感あふれるレポートでした。
X投稿でもコメントを頂いております。

今年の2月に受講を開始、8月に卒業、そこから就活して、今もう働いてるなんて信じられないです。
https://x.com/ttakuma0911/status/1721734536525172900?s=20

めちゃくちゃ良い記事!
期間中どんなことやるのかイメージしやすくてわかりやすい……https://x.com/Musasabi_Kumin/status/1721833689569763373?s=20

短期間のうちにpathfinderを駆け抜けてきた山田は、現在CRM事業部スタッフとして大活躍しています。前職でのキャリアも豊富で周囲から頼りにされることも多く、のびのびと働いてます。

まとめ

「Pathfinder」について、どういったものでどのようなプログラムで進むのか解説しました。解説だけでなく、実際に卒業した方がスタッフとして在籍している状況も紹介させていただきました。Salesforceに全く知識の無い方も、勉強することで新しいチャンスに出会えるのはとても素敵なことです。ADXは将来に向けて勉強する全ての方を全力で応援します!

おまけ

弊社はPathfinder賛同パートナーです。ご縁をいただき入社に至ったメンバーを見ているとこの制度の素晴らしさを実感します。

ADXは北海道~沖縄まで全国各地から優秀なメンバーが切磋琢磨しながらそれぞれのフィールドで活躍をしております。
現在、弊社では事業拡大のためコンサルタントを募集しております。カジュアルチャットも実施中ですので、まずは話を聞いてみたいという方も大歓迎です!お気軽にお問い合わせください!
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