不動産業界の顧客接点を革新!Salesforce × LINER活用成功ストーリー

株式会社みらいコンシェルジュ

「まちどおしい未来へ」をスローガンに掲げ、不動産仲介・住宅会社紹介・保険代理店など幅広い事業を展開する株式会社みらいコンシェルジュ様。
DX推進の一環としてSalesforceを基盤に据え、短期間で売上を倍増させた実績を持ち、現在は Salesforce コンサルティングパートナーとして他社支援にも取り組まれています。
しかし、DX活用が進む中で直面したのが「メールや電話だけでは顧客に十分に届かない」という課題でした。特にメッセージ開封率の低さは大きな悩みであり、LINE公式アカウントもSalesforceとは別運用になっていたため、顧客情報を活かした一元的なアプローチが難しかったのです。
そこで選ばれたのが、LINEとSalesforceをシームレスに連携できる『LINER』でした。導入後は開封率が30〜40%から80〜90%へと大幅に改善。顧客接点の一元化や属性別配信による最適化が実現し、営業力強化やコスト削減にもつながっています。
本記事では、みらいコンシェルジュ様がどのように課題を克服し成果をあげたのか、そして自社の経験をどのように他社支援へと展開しているのかを、入田様に伺いました。

目的

  • SalesforceとLINE公式アカウントを連携し、顧客接点を拡大するとともに、メッセージ開封率を向上させる
  • 顧客属性に応じた最適な情報発信により、成約率向上と営業力強化を実現する

課題

  • メールや電話だけでは顧客への情報到達率が低く、接点拡大が困難だった
  • Salesforceに蓄積した顧客情報を、迅速かつ効果的に活用できる配信手段が不足していた

インタビューご回答者

  • システム管理部 最高責任者 入田 涼平 様

対象サービス:LINER

LINER導入前の課題についてお聞かせください

入田様:当社ではSalesforceを基盤に顧客情報管理や営業支援を行っていましたが、コミュニケーションアプリが普及した現代においてはメールや電話だけでは十分に情報が届かず、『メッセージ開封率の低さ』が大きな課題でした。LINE公式アカウントは機能していたもののSalesforceとは別の運用になっており、顧客情報に基づいたお客様とのコミュニケーションは、メールと電話が主だったのです。

数あるサービスの中から、LINERを選ばれた理由・決め手は何でしたか?

入田様:数あるサービスの中からLINERを選んだ最大の理由は、LINE公式アカウントとSalesforceに保存した顧客属性・行動データを自動連携できる点でした。これにより、最大の課題であった『メッセージ開封率』の改善のほか、『顧客接点の一元化』『年齢・地域・流入経路など顧客属性別の効果的なアプローチ設計』が実現できています。

現在、LINERをどのようなシーンや業務でご活用いただいていますか?

入田様:新規顧客獲得、キャンペーン・イベント告知、パーソナライズしたプロモーション、予約受付やアンケート配信など、多様なシナリオで活用しています。LINEでの会話履歴はSalesforce上で一元管理し、開封状況や反応データを分析して次回施策の精度向上に反映しています。

LINERを導入したことで、具体的にどのような効果や変化を感じていますか?

入田様導入前は30〜40%程度だったメッセージ開封率が80〜90%に向上し、それにより商談化率・商談成約率も改善しました。属性別ターゲティング配信による最適化でコスト削減も実現し、営業力強化にもつながっています。Salesforce環境にLINE公式が連携したことで、顧客コミュニケーションの幅が大きく広がりました。

貴社業界特有の使い方や、フィットした点があれば教えてください。

入田様:不動産業界では、お客様おひとりおひとりのニーズを把握・管理し、『今すぐ知りたい情報』を迅速に届けることが求められます。LINERを活用すれば、購入希望者への『最新の販売物件と価格』、売却希望者への『売物件への購入お問合せ状況』といった重要情報をお客様の負担が少ないLINEで提供でき、個別最適化された情報発信が可能です。

今回は比較的スモールスタートで始められたと伺っています。導入〜定着のフェーズ設計で工夫された点はありますか?

入田様:まずは小規模な配信をSalesforce運用に組み込み、キャンペーンの一部で試行しました。その結果を分析しながら、履歴管理の自動化、テンプレート整備を段階的に進めました。これにより、少人数でも安定運用できる体制を構築できました。

Salesforce導入支援の中で、顧客にLINE・LINERを紹介するケースも今後増えてくると思います。
今回の自社でのLINER導入経験をふまえて、「この流れは他社でも再現できそうだ」と感じた点があれば教えてください。

入田様:『LINEを起点に顧客接点を拡大し、CRMで一元管理する』という流れは多くの業種で有効です。既存Salesforce環境にLINERを段階的に組み込む『スモールスタートからの拡張』は、低リスクで高い成果を再現できるモデルです。

実際に、自社で使ってみたからこそ「現場にこう伝えられる/顧客の不安にこう寄り添える」と感じたことがあれば、教えてください。

入田様:『LINEはお客様の日常に直接届く』『履歴は自動でCRMに反映され、担当者の負担が軽減される』という価値を現場に伝えることで、安心感と納得感が広がりました。初期の不安は、具体的な成果や改善事例を共有し、Salesforce活用との相乗効果を示すことで解消できました。

最後に、LINERの導入を検討されている企業・ご担当者様に向けて、一言メッセージをお願いいたします。

入田様:LINERは、Salesforceをすでに運用している企業にとって、顧客接点の拡大と到達率向上を同時に実現できる強力なツールです。まずは小さく始め、その効果を体感していただきたいです。

ありがとうございました。

 

今回の事例は「自社での成果を他社でも再現できる」ことを示す好例です。みらいコンシェルジュ様が蓄積してきた知見は、次のようなかたちで他社支援にも展開可能です。

◆ 他社への展開ポイント

  • スモールスタート導入支援:小規模施策から開始し、効果を検証しながら段階的に拡張できる導入プランを提供
  • 業界特化型テンプレート:不動産業界で実証済みのシナリオ(物件情報配信・反応分析・顧客別最適化)をベースに、他業種にも応用
  • 現場定着まで伴走:営業現場が「成果を体感」しながらシステムを根付かせられるよう、研修・運用フロー設計を支援

 
実際にみらいコンシェルジュ様では、Salesforce部門が自社運用の中で試行錯誤した具体的なプロセスを「ナレッジ」として整理し、コンサルティングサービスへと組み込んでいます。これにより、初期段階から成功確度の高い導入支援が可能になっています。

  • 「Salesforceを導入したが十分に活用できていない」
  • 「LINEを活かして顧客リーチを広げたい」
  • 「営業力を強化し、成果につながるDXを推進したい」

こうした課題を抱える企業様にとって、みらいコンシェルジュ様のノウハウはまさに “現場で培われた実戦知” です。自社で成果を出し、そのプロセスを共有する姿勢こそが、パートナー企業の未来を共に形づくる力になります。

単なるシステム導入支援にとどまらず、「Salesforce × LINER」を軸とした顧客接点の変革を起点に、業務プロセスや営業スタイル全体をアップデートしていく――。それが、みらいコンシェルジュ様の描くDXの真髄です。
「まちどおしい未来へ」――そのビジョンは、今まさに企業と顧客をつなぐDX実践の中で形になっています。
ぜひ一度、みらいコンシェルジュ様にご相談ください。

Salesforceの事例記事ページ
https://www.salesforce.com/jp/resources/customer-stories/cras-life/

みらいコンシェルジュ様のDXページ
https://cras-life.com/dx/

社名 株式会社みらいコンシェルジュ
事業内容 不動産仲介業・保険代理業
創業 2017年
従業員数 70名(2025年10月現在)
URL https://mc-hd.jp/

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