これまでのコラムでSalesforce資格取得についてロール別に解説しました。システム関連業界での就労経験がなくてもTrailheadを見ながらひとりで勉強できることがSalesforce資格取得の大きな強みです。ネットで検索すると「未経験から勉強して」「Trailheadを使用して」など心強いコメントを見ることができて励みになることも多いことでしょう。「勉強する!」と決心し、Trailheadに進みながらもハンズオンで壁にぶつかる方も少なくないと思います。
ここでは、勉強を開始したばかりの初心者がぶつかるであろう「壁」とその「乗り越え方」を解説します。
Trailheadとは
Salesforceの世界を知りSalesforce関連の仕事をしたいと思ってはじめるのがTrailheadです。TrailheadはSalesforce社が提供する無料のオンライン学習サービスです。アカウントを作成することにより使用することが可能で、ネット環境があれば24時間いつでもどこでも、もちろんスマホからも勉強できます。
Trailhead | 楽しく学ぶ方法 (salesforce.com)
需要の高いSalesforceを無料で学習しキャリアアップすることが可能です。「Trailheadを有効活用して、楽しく学ぶ」こちらのページでも詳しく紹介されています。
Trailheadを有効活用して、楽しく学ぶ|Sales Cloud|Salesforce サクセスナビ
認定資格に向けて勉強を開始
*Salesforce資格取得は、いきなり難易度の高い資格に挑戦するのではなくステップを踏んで勉強することをおすすめします。
Trailhead内では勉強する項目がテクニカル、ビジネス、ソフトの面から学べます。自分の目指すロールを決めてロールに即した資格取得に向けて勉強することが最も効率がいい方法といえます。
Salesforceの知識がほとんどなく、システムについての知識が皆無な場合「認定アソシエイト」を受験しようと考える方もいることでしょう。
Certification – Salesforce アソシエイト
「Salesforce 認定アソシエイト資格の準備」ページを見ながらモジュールを進めます。
学習カリキュラムは大きな単位の「トレイル」、トレイルは「モジュール」で、「モジュール」は「単位(Unit)」で構成されています。
モジュールの単位を完了することでバッジとポイントが取得できます。グラフィックは美しく、シンプルでかわいいものもあり勉強もぐんぐんすすむはずです!
ハンズオンがクリアできない
モジュールを進めていくうちにハンズオンが出てきます。これはプロジェクトと呼ばれるハンズオン形式の学習モジュールです。ステップで構成されており、ステップごとの手順を実行することでバッジの取得となります。
参考: Trailheadを有効活用して、楽しく学ぶ|Sales Cloud|Salesforce サクセスナビ
モジュールを進めていくとやがて『Lightning Experience のカスタマイズ』が表示されます。
「リストビューの作成およびカスタマイズ」、モジュールごとに進めていきます。
3番目のモジュール「リストビューの作成およびカスタマイズ」まで進めます。実行する項目、質問は初心者がハンズオン対応するのは難しいです。
チャレンジクリア条件
・アップランチャーを使用してセールスアプリを開く
・High Probability Opportunities と名付けた商談リストを作成する
・あらゆるユーザが見られるリストビューにする
・このリストが表示すべき商談は、フェーズが Proposal/Price Quote または Negotiation/Review、
そしてクローズの確度が greater than or equal to 50% のものに限定する。
3つまではモジュールを読みながら進められますが最後の課題は応用力が問われます。
クリアするには
このモジュールについてはSalesforce内に解答ドキュメントがあります。
この下を見ると・・・
まずはやるべき Trailhead:簡単カスタマイズ編 Trailmix | Salesforce Trailhead
Salesforceは困ったところは誰かしらが何らかの形で解決方法を残しています。自分にとってどう検索すると解決できるのか、自分なりの検索スキルを上げる方法を考えることも大切です。
まとめ
Trailheadは楽しく勉強できますが、やはりSalesforce独特のクセもあります。またシステムに不慣れな初心者には決して易しいものではないです。どんな人もそれぞれの壁にぶつかり、対策をたてて乗り越えています。今回は「解答編:Lightning Experience のカスタマイズ 」について解説しました。これは公式内にありましたが、ほかにもきっとブログやコラムの形で解説があることでしょう。
モジュールにつまずいてもあきらめることなく勉強していけば将来自分の力となります。つまずいた部分を飛ばして後日チャレンジしたら、問題なくクリアできた、ということもよくある話です。Trailheadに挑戦する全ての学習者を全力で応援いたします!このコラムが少しでもお役立ていただけますと幸いです。
またADX Consultingでは資格取得を推進しており、資格取得に向けた勉強会の実施・資格合格時の報奨金制度を取り入れております。
今後Salesforceについて資格を取得して、仕事にしていきたい方はカジュアル面談も実施しておりますので是非こちらのページからご相談ください!
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