こんにちは、ADX技術開発Labです!
今回は、Notes NSFファイル内のデータを取得し、csvファイルへ出力してみました。Salesforce上でのAPEX開発ではなく、Salesforceの外での開発となります。
Notes NSFファイルとは?
Notesは、HCL Technologies社が開発・販売しているグループウェアであり、電子メール、電子掲示板、データベース、スケジュール管理などの機能を持っています。
しかし、ビジネススタイルの変化により、他のシステムへ移行するユーザが増えています。
CSVへ出力してみよう!
今回、Notesから他システムへの移行を想定して、NotesのデータベースであるNSFファイルからデータを抽出し、csvファイルへの出力を行いました。Salesforceの構築では、Notesのデータを移行するという要件がありますので!!
※NSFファイルとは、Notes Storage Facility(NSF)形式でデータを格納するデータベースファイルです。そのため、テキストエディタなどでは参照できません。
csvファイルの形式に変換できれば、後はSalesforceのオブジェクトなどへ簡単にインポートできますよね。
NSFファイルからcsvファイルへの変換の流れ
NSFファイル(データベース)へアクセスするライブラリを準備し、そのライブラリをコールするプログラムをPowershellで作成しました。
Powershellプログラムの流れ
セッション初期化
↓
データベース(NSFファイル)に接続
↓
データベースから全データを取得
↓
取得したデータから「項目名」と「項目値」を抽出
↓
抽出した「項目名」と「項目値」をcsvファイルへ出力
PowerShellで作成したプログラムを実行し、Contactsのレコードを抽出してみました。以下が出力してみたCSVファイルです。
出力したcsvファイル
実際にやってみて、割と簡単にデータを抽出できました。実施した手法ではNotesのデータ型や項目名を意識する必要がないため汎用的に利用できると思います。
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